我が家の小さな畑は私の遊び場で、特にブルーベリーの観察が大好きです。
春の成長期などは、時間を忘れてそれぞれの木の変化を観察して楽しんでいます。
実の収穫よりも、茎をのばして新葉を広げる姿を見る方が好きなくらいです。
1月に入って、赤く紅葉していた畑のブルーベリーの葉が落ちてきました。
これからすべての葉を落とし、枝だけになって静かに越冬します。
枝をよく見るとぷっくりした花芽とほっそりした葉芽が出ています。
多く付きすぎた花芽は冬の間に芽かきし、不要な枝は切り落としてしまいます。
(3年生以下の木では、木の成長を促すためすべての花芽を芽かきします。)
切り落とした枝は15センチくらいに切りそろえて、保湿して冷蔵庫で保存して挿し穂にします。こうしておくと、3月下旬ごろに挿し木や接ぎ木に使えます。
ブルーベリーは、挿し木や接ぎ木をするのも楽しみの一つです。
病気に強い品種を台木にして、おいしいけれど病気に弱い品種や実成のよくない品種を接ぎ木すると、病気に強くて実成の良いおいしいブルーベリーのなる木にすることができます。また、接ぎ木をすれば一つの木に複数の品種の実がなる木を作ることもできますよ。
挿し木、挿し穂のことを英語で「cutting」と言います。
-stem cutting 枝の挿し穂・挿し木
-root cutting 根挿し
-leaf cutting 葉挿し
-Blueberries are easy to grow from cuttings.
ブルーベリーは、挿し木で簡単に増やすことができる。